「2016年1月24日屋久島・某所」
全国的にも多くの積雪を伴った今回の大寒波の影響で、
ここ屋久島も普段積もることのない雪が我々の住む麓でも降りました。
縄文杉や白谷雲水峡などに行く道路に関しては、
いまだに積雪のため通行止めとなっております(1月26日現在)。
そんな屋久島ですが、例年の冬季(12月~3月頃)山岳部に関しては、
雪の中、縄文杉やもののけの森を目指して歩くことも少なくありません。
そこで今回は、この時期に屋久島にトレッキングでお越しになる方に、
服装について簡単にポイントをお知らせいたします。
まず一番大事なことは
「服の脱着で体温を調整する」ということです。
・基本は重ね着(レイヤリング)で体温調整
⇒アンダーウェア(ベース)+フリース(ミドル)+雨具(アウター)
・行動中or休憩中、天候などにより体感温度は変わります
⇒厚手の服より「薄手or中厚手の服」が調整しやすいです
・汗冷えが体力を消耗させます
⇒速乾性の服装と行動中は肌寒いぐらいの服装で出発
やはり一番選択が難しく、そして重要なのはアンダーウェアでしょうか。
ここの選択を間違えると辛く厳しい一日が待っています!
各社いろいろな商品が出て、また値段もピンきりなのですが、
とにかくやめて頂きたいのが「綿のシャツ」。
汗で濡れたらまったく乾かないのと、とにかく保温性がありません。
これはどの時期も共通ですが、必ず速乾性(+保温性)のアンダーウェアを着てください。
※寒い時期のおすすめ例としてパタゴニアの「キャプリーンミッドウェイトorサーマル」など
そして中間着として代表的なのが「フリース」でしょう。
ここ最近はソフトシェルなるものが多くラインナップされ、
私も秋~春の長い期間活用していますが高いのが難点。
ちなみにフリースは行動中に脱ぐことが少ないと思うので、
「薄手~中厚手」の物を用意すると便利だと思います。
暑がりな方は「薄手」、
寒がりな方は「中厚手」がいいでしょうか。
アウターに関しては、
ナイロン製ジャケットか雨具を代用することも可能です。
雨具は防風・防寒対策にも利用できますが、
蒸れ易いのが唯一難点でしょうか。
そして大事なのが上記にプラスする防寒着。
行動中に使用することはあまりありませんが、
休憩時間帯はこれが無いと地獄です。
もしこれから購入を考えている方は、「化繊綿の防寒着」も候補に挙げてください。
ダウンジャケットは軽くて暖かいですが、濡れには圧倒的に弱いです。
つまり濡れたらまったく暖かくならないばかりか、
なかなか乾かないというウィークポイントがあります。
ご存知の通り屋久島は雨の多いところです。
残念ながら雨の中トレッキングを行うこともありますので、
濡れに比較的強い化繊綿が適していると個人的には思います。
ちなみに「ユニクロのヒートテックはどうですか?」と聞かれる方が多いですが、
もちろんユニクロの服でもOKです。
そりゃー、アウトドアメーカーの物が良いに決まっています!
ただ値段が。。。
普段山登りをされない方やちょっとでも予算を削りたい方は、
ユニクロなど一般的なアパレル商品もうまく活用下さい。
ユニクロの今冬商品でお勧めと言うか、
これ使えそうだなーと言うのをご紹介します。
↑「ライトウォームパデットパーカ」です。
値段も¥3.990(税別)でかなりお買い求めやすい値段です。
今年は暖冬傾向だったからか、どうも各メーカー売れ行きが芳しくなかったようです。
いたるところでアウトレットセールを実施しているので、それをうまく活用すると、
憧れのあの商品がお値打ち価格で手に入るかもしれません。
まずは「パタゴニアウェブサイト」へ←GO
最大70%offのお祭り状態、サイズが合えばハッピータイムです。
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